読書録(2021年4月)

新年度のドタバタもあり、読書に集中できる時間が少なかった。

退勤が遅くなった日は酒を飲みながらテレビの録画を観て終わりになることが多かったので反省したい。

やらないといけないこととやりたいことのバランスを考えて、無駄な時間を減らしていくことを意識する。

 

-歴史・教育-

授業をもう一度基礎から考え直そうと『一斉授業10の原理・100の原則』を読み、本以外にもインターネットなどで教育関連の知識・技術を多数吸収した。

歴史については原始・古代の世界史を扱う関係で『ビッグヒストリー入門』、『集中講義ギリシャ・ローマ』、『仏教入門』を読んだ。細かい点にばかり注目せず、大枠で歴史を捉える必要を感じた。オリエントなどの古代文明についてはもう少し詳しく学びたい。

日本史については『歴史を考えるヒント』で網野史観を復習。商人、狩猟・漁労民、芸人、遊女、被差別民など教科書では触れられることの少ない対象に目を向けるきっかけになった。

弥生時代の歴史』、『古代国家はいつ成立したか』、『考古学はどんな学問か』、『つくられた卑弥呼』など今まで本格的に学んだことのなかった原始・古代を改めて学習した。史料が限られている時代であるが、遺物や史書を細かく分析することで社会の実情が活き活きと判明することに感動を覚えた。あわせて『古事記』の現代語訳を読むことで、古代日本を多面的に捉えることが出来た。近代以降の歴史観からできるだけ自由になるためにも、一次史料をあたる機会は確保していきたい。

また、歴史学のみでなく接近領域である民俗学と考古学も深く学んでいき、歴史理解の助けとしたい。

 

-その他-

まずは発売を心待ちにしていた『野田の日記』を読んだ。M-1チャンピオンの若き日々を読むことで刺激を受け、やる気が出た。

『アイデア大全』は流し読みしたが、いくつかは実践できた。今後も考えが詰まった時に開いてみようと思う。

そして今月のベストワンは『ひび割れた日常』。三人のリレーエッセイという形がとても活きていて、一人の考えが他の二人に波及して考えが深まり・・・ということを一冊の本の中で繰り返していくため、まるで三人と会話しているかのように世界が広がった。コロナという先の見えない状況だからこそ、自分と異なる存在に対して視野を広げていくことを心がけたいと感じた。

コロナ以前の社会に対しては『パラレルな知性』が様々な分析をしてくれていた。『ひび割れた日常』とは肯定的な(というか否定的ではないと言った方が良い?)「どうしようもない」というワードが共通して出てきて、なんかよくわからないが気に入った。

 

★映画

『運び屋』、『ブラックパンサー』、『パリ、テキサス』、『リメンバー・ミー』、『太陽を盗んだ男』、『機動警察パトレイバー1』、『機動警察パトレイバー2』、『攻殻機動隊』、『アメリカン・アニマルズ』、『12人の優しい日本人』、『search』、『博士と彼女のセオリー』、『マイ・ブックショップ』、『ズートピア』、『ベイビー・ドライバー』(U-nextで)

アニメが多め。特に押井守作品を3作観た。ストーリーは難解だが、都市とロボットが織りなす画面構成は最高。何度か観なおしたい。

 

★テレビ・ラジオで

水曜日のダウンタウン』、『ゴッドタン』、『有吉の壁』、『シンパイ賞』、『テレビ千鳥』、『マヂカルクリエイターズ』、『爆笑ターンテーブル』、『お笑い実力刃』、『PIKOOOON』(地上波で)

『相席食堂』、『千原ジュニアの座王』、『これ余談なんですけど・・・』、『あちこちオードリー』、『ダウンタウンDX』、『酒のツマミになる話』、『もしも師』、『上田に火をつけろ!』、『かまいガチ』(Tverで)

『チャンスの時間』、『しくじり学園お笑い研究部』(Abemaで)

『100分de名著』【古事記、モモ】、『日本一長く服役した男』、『アジア巨大遺跡』【始皇帝陵、縄文】、『緊急対談パンデミックが変える世界』、『ヒューマニエンス』【ガン】、『歴史秘話ヒストリア』【謎の古代遺物】(NHKオンデマンドで)

マヂカルラブリーのANN0』(radikoで)

 マヂラブが冠番組とラジオを始めた。ネタ番組も増えた。そろそろ観る番組を整理していかないと処理できなくなってしまう気がする。