読書録(2022年1月)

冬休みがあった上に、コロナ感染拡大で仕事量が少なかったためじっくり読書と映画鑑賞ができた。

 

-歴史-

歴史学をもう一度学び直そうとして『岩波講座世界歴史01』で現代歴史学の最前線を知るとともに、『語る歴史・聞く歴史』でオーラルヒストリーという方法を学ぶ。

日本史では『百姓たちの江戸時代』、『百姓一揆』で江戸時代の社会史を学ぶ。

世界史では『大清帝国と中華の混迷』、『イギリス帝国の歴史』、『ヴィルヘルム2世』と従来あまり学んでこなかった分野を学ぶ。

来年度は歴史以外の科目を担当する可能性が高いが、世界史についてはもう少しまんべんなく学習していきたいと思う。

 

-思想-

久々に哲学者について学ぼうと思い、一番興味のあった『ハンナ・アーレント』を読む。思想にとても魅かれるので、本人の著作も読んでみたい。

普段あまり読まない現代日本の思想論としては『ケアとは何か』、『愛』、『従順さのどこがいけないのか』、『反観光学』、『縁食論』、『教養としての都市論』とたくさん読んだ。ケア、愛、政治、観光、食、都市など広い範囲でありながら、それぞれに通底する部分があって次第に自分の哲学が構築されていく様が面白い。

 

-社会・教育-

共通テストや新カリキュラムなどの変化する教育界に対応するため、『問う方法・考える方法』、『入試改革はなぜ狂ってみえるか』、『ヴィジュアルを読みとく技術』を読んだ。様々な知識を吸収しつつ、従来の授業や試験の形を徐々に変えていきたい。

本格的に資産運用などについて学ぼうと『FPの教科書3級』、『株入門』ととりあえず手に取った本を読む。ここから本格的に勉強していって来年度には投資を始めたい。

普段全く読まないジャンルとしては『砂戦争』で資源問題について学んだ。世界にはまだまだ知らない問題がたくさんある。

 

-文学-

ここ数年あまり読めていなかった小説を多く読んだ。

暁の寺』、『阿修羅ガール』、『サラバ!』、『旅する練習』と三島由紀夫から最新のものまで読んだ。人生経験を積んだからか、学生時代よりも小説世界に没入できるようになってきた。

一方、『ラテンアメリカ文学入門』、『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』などの文学論を読んで小説を楽しむ幅を広げ、さらには『物理学者、SF映画にハマる』で映画の楽しみ方も深まった。

 

-漫画-

進撃の巨人

とにかく面白すぎた。人類の歴史そのものを描いたようなテーマで圧倒された。話題になる作品はやっぱり面白い。

 

★映画

もののけ姫』、『ファースト・マン』、『アド・アストラ』、『万引き家族』、『レディ・プレイヤー1』、『冷たい熱帯魚』、『孤狼の血』、『ジュラシックパーク

SF映画と暗めな邦画を並行して観た。SFには以前ほど興味を持てなくなって、逆に今まで毛嫌いしていた暗めな邦画をじっくりと観られた。意識が変わってきていることが自覚できる。

 

★テレビ・ラジオ

紅白歌合戦』、『NHKスペシャル』【中国新世紀、大江戸、コロナ予算77兆円】、[『ETV特集』【転生する三島由紀夫】、『鎌倉殿サミット』、『ニッポンはじまりの旅』、『100分de名著』【金閣寺走れメロス、燃え上がる緑の木】、『英雄たちの選択』【家康の外交、家康の終活、松平容保】、『ドキュメント72時間』【鴨川デルタ】、『プレミアムシアター』【女は泣かない】、『アナザーストーリーズ』【金閣炎上】(NHKオンデマンドで)

水曜日のダウンタウン』、『ゴッドタン』、『有吉の壁』、『テレビ千鳥』、『相席食堂』、『千原ジュニアの座王』、『千鳥のクセがすごいネタグランプリ』、『ザ・ベストワン』、『野田レーザーの逆算』、『マヂカルクリエイターズ』、『NETAMI』、『お笑い実力刃』、『マルコポロリ』、『おもしろ荘』、『芸人ガチャ』、『15ビョーン』、『チョコプラCUP』、『ラヴィット新年会』、『お笑いオムニバスGP』、『笑神様は真夜中に』、『笑いダネ』、『これ余談なんですけど』、『もしも師』、『関ジャム年間マイベスト10』(地上波・Tverで)

『チャンスの時間』、『しくじり先生』(Abemaで)

M-1アフター座談会』(Gyaoで)

マヂカルラブリーno寄席』(FANYで)

マヂカルラブリーのANN0』(radikoで)

関ジャム年間マイベスト10は音楽の幅が広がるので、今後も観ていきたい。年始のお笑い界は、それほど昨年と変わらなかった印象。

 

★観劇・ライブ

長いことリアルでの観劇・ライブは行っていなかったが、久々に。やっぱり生で観る経験には代えがたいものがあるので、今後も月イチぐらいの頻度で行きたい。

ヨーロッパ企画『九十九龍城』