読書録(2024年2月)

高崎生活も残り少なくなり、プロジェクターと広い壁のある部屋ともお別れなので映画をとにかくたくさん観た一か月。充実していた。

 

-思想-

栗原康の『超人ナイチンゲール』、森元斎の『死なないための暴力論』という現代日本の二大アナキストの本を読んだ上で、ジェームズ.C.スコットの『実践日々のアナキズム』を読んで完全なるアナキズム脳になった。常に権威や支配や暴力に対して敏感でありたい。

暴力について考えついでに『ガンディーの真実』も読んだが、教科書的な説明とは一味違うガンディー論で面白かった。『笑いの哲学』で笑い、『スーザン・ソンタグ』で写真や映画についても哲学的に学ぶことができた。どんどん自由に批評・解釈ができるようになってきている。

 

-教育・歴史-

専門分野の日本史については『論点日本史学』で全容を学び、『仕事と江戸時代』で地味な分野を楽しく学ぶことができた。

さらに『高校数学の基礎が150分でわかる本』で逃げ続けてきた数学について、『発達障害大全』で教育現場でも課題になっている発達障害について、『週刊東洋経済(中学受験狂騒曲)』で昨今の教育界の問題自体である受験について学んだ。

 

-文学-

蒼穹の昴』で中国史のロマン、『九年前の祈り』で現代日本の人間を味わう。

『その他の外国文学の翻訳者』で外国文学にも興味を持ったので来年度は挑戦していきたいと思う。

 

-漫画-

ハイキュー!!

久々にスポーツ漫画をガッツリ読んだ。

 

★映画

『アリー スター誕生』、『恋愛小説家』、『ハムレット』、『ラ・ラ・ランド』(2回目)、『スモーク』、『シンドラーのリスト』(2回目)、『アメリカン・ビューティ』(2回目)、『女王陛下のお気に入り』、『カッコーの巣の上で』(2回目)、『スパイダーバース』、『時計じかけのオレンジ』(2回目)、『蒲田行進曲』(2回目)、『ゴッド・ファーザー』(2回目)、『ファイト・クラブ』(2回目)、『ロシュフォールの恋人たち』、『フォレスト・ガンプ』(2回目)、『ゴッド・ファーザーⅡ』(2回目)、『パラサイト』(2回目)、『ビューティ・インサイド』、『メメント』(2回目)、『007/カジノ・ロワイヤル』、『コーダ』(2回目)、『セーラー服と機関銃』、『ゴーン・ガール』(2回目)、『あのこは貴族』、『グローリー』(U-nextで)

ゴールデンカムイ』、『哀れなるものたち』(映画館で)

観た映画が650本を超えて、アカデミー作品賞も戦後のものはすべて観終わったので、プロジェクターがある内に過去の名作を再鑑賞しようと思って、filmarksの点数が高い映画をガシガシ観ていく。一回目よりもかなり深く鑑賞することができて、自分の成長を感じた。後は映画館で観た『哀れなるものたち』がめちゃくちゃ面白くて大満足。

 

★テレビ・ラジオ

『100分de名著』【ショックドクトリン・黒い皮膚白い仮面】、『映像の世紀バタフライエフェクト』【ベルリン・大東亜共栄圏・ハリウッド・独ソ戦ベトナム戦争チャーチルJFKマッカーサー・ゼレンスキー・関東大震災・9.11・中国記者・巨大工事・地球破壊・イギリス王室・パリ・田中角栄・エベレスト】、『アナザーストーリーズ』【デトロイトバカボン】、『ネタドリ』【発達障害通級】、『ヒューマ二エンス』【出産・再生・粘液】、『クローズアップ現代』【外資系ホテル・ホスト・公共交通】、『ETV特集』【ガザ】(NHKオンデマンドで)

今まで歴史・社会系のドキュメンタリーばかり見てきたので、自然科学系のものも見出した。そしてバタフライエフェクトをガシガシ観進める。教材に使えそうな素材もたくさん。

水曜日のダウンタウン』、『有吉の壁』、『相席食堂』、『千原ジュニアの座王』、『マルコポロリ』、『私のバカせまい史』、『アメトーーク』(地上波・Tverで)

『チャンスの時間』(Abemaで)

池袋ウエストゲートパーク』、『メディア王4』(U-nextで)

(FANYで)

マヂカルラブリーのANN0』(radikoで)

囲碁将棋の情熱スリーポイント』、『ダイヤモンドのおもしろ座り話』、『ライスのミラクルビュッフェ』(GERAで)

ウエストランドのぶちらじ』(Youtubeで)

一年ぐらいかけてメディア王シリーズを観終わる。上流階級の人間関係を悪意たっぷりで描いていて面白かった。IWGPも2000年代初期のノリが伝わってきて面白い。来年度は映画じゃなくてドラマ中心で観ていくのもアリ。